「Search Consoleは入れたけど、何を見ればいいのか分からない」「SEOが大事なのは分かるけど、具体的に何をすればいいのか」──そんな方にこそ知っていただきたいのが、Search Consoleを使った「お宝キーワード」の発掘です。
実は、Search Consoleのデータには「少し手を加えるだけで検索流入が大幅に増えるキーワード」が眠っています。この記事では、その見つけ方と改善アクションを具体的に解説します。
Search Consoleの基本指標を理解する
まず、Search Consoleの「検索パフォーマンス」レポートで確認できる4つの基本指標を押さえましょう。
クリック数:検索結果からあなたのサイトがクリックされた回数です。実際にサイトに来てくれた人の数と考えてください。
表示回数:検索結果にあなたのサイトが表示された回数です。ユーザーの検索に対して、あなたのサイトが候補として表示された回数を意味します。
CTR(クリック率):表示回数に対するクリック数の割合です。CTRが高いほど、検索結果上でユーザーの関心を引けていることになります。
掲載順位:そのキーワードでの平均検索順位です。1位に近いほど上位に表示されていることを意味します。
「お宝キーワード」とは何か
お宝キーワードとは、「すでにある程度の検索需要があり、少しの改善で大きくアクセスを伸ばせるキーワード」のことです。具体的には、以下の2つのパターンがあります。
パターンA:表示回数が多いのにCTRが低いキーワード
検索結果には表示されているのに、クリックされていない状態です。一般的に掲載順位1〜3位でのCTRは10〜30%、10位前後でも2〜3%程度が目安とされています。この水準を大きく下回っている場合は、タイトルやメタディスクリプションが検索意図とずれている可能性があります。タイトルの改善だけでクリック数が倍増することも珍しくありません。
パターンB:掲載順位が11位〜20位のキーワード
検索結果の2ページ目に位置しているキーワードです。検索1ページ目の平均CTRは約28%に対し、2ページ目は約2.5%程度とも言われており、10倍以上の差があります。あと少しの改善で1ページ目に入れる可能性が高く、投資対効果の高い施策です。
お宝キーワードの具体的な探し方
Search Consoleでお宝キーワードを見つける手順を紹介します。
ステップ1:Search Consoleの「検索パフォーマンス」を開き、期間を直近3ヶ月に設定します。「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」の4つすべてにチェックを入れます。
ステップ2:「クエリ」タブで表示回数順にソートします。表示回数が多い=検索需要があるキーワードが上位に来ます。この中でCTRが2〜3%未満のものがパターンAのお宝キーワードです。特に表示回数が月100回以上あるのにCTRが1%を切っている場合は優先的に対処しましょう。
ステップ3:次に掲載順位でフィルタをかけ、11位〜20位のキーワードを抽出します。その中で表示回数が多いものがパターンBのお宝キーワードです。
ステップ4:見つけたキーワードをスプレッドシートなどに記録し、優先順位をつけます。表示回数が多く、かつ改善しやすいものから着手するのが効率的です。
見つけた後の改善アクション
お宝キーワードを見つけたら、以下の改善アクションを実行しましょう。
タイトル・メタディスクリプションの改善:CTRが低いキーワードに対しては、まずページのタイトルとメタディスクリプションを見直します。キーワードを自然に含め、ユーザーがクリックしたくなる文言に改善します。数字や具体的なベネフィットを含めると効果的です。
コンテンツの追加・強化:順位が11〜20位のキーワードに対しては、該当ページのコンテンツを強化します。そのキーワードで検索するユーザーが知りたい情報を過不足なく提供できているか確認し、足りない情報を追加します。見出し構造を整理し、関連する内部リンクを追加することも有効です。なお、アクセス数の計測にはGA4との連携が欠かせません。まだ設定が済んでいない方はGA4初期設定ガイドもあわせてご覧ください。
よくある質問
Q:Search Consoleのデータが反映されるまでどのくらいかかりますか?
A:通常2〜3日のタイムラグがあります。公開直後の記事はデータが安定していないため、最低2週間以上のデータで判断するのがおすすめです。分析には直近3ヶ月のデータを使うと、季節変動などに左右されにくく安定した傾向が見えてきます。
Q:CTRの改善にどのくらい時間がかかりますか?
A:タイトルやメタディスクリプションを変更してからGoogleに再クロールされるまで、数日〜2週間程度かかる場合があります。変更後1ヶ月ほどデータを観察して効果を判断しましょう。
Q:キーワードは何個くらいを改善対象にすればよいですか?
A:まずは月に3〜5キーワードを目安に絞り込むのが現実的です。一度に多くのページを変更すると、どの施策が効いたか分かりにくくなるため、優先度の高いものから少しずつ着手することをおすすめします。
まとめ
Search Consoleは無料で使える強力なSEOツールです。お宝キーワードを定期的に発掘し、タイトル改善やコンテンツ強化を行うことで、広告費をかけずに検索流入を増やすことができます。月に1回でも良いので、Search Consoleをチェックする習慣をつけましょう。
アイ・エス・プライムでは、Search Consoleのデータ分析から具体的な改善提案まで、ウェブ解析のプロがサポートします。独自ツールレポートサービスでは、GA4とSearch Consoleのデータを統合した分析レポートを提供しています。

